大変申し訳ありません。
只今依頼が集中しておりまして仕上がり予定が大変遅れております。
大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
お預かり業務は一時ストップさせて頂いております。
お急ぎでない方は一度お預かりさせていただいた上で少しずつ対応させていただいておりますが
納期についてはお約束できない状態になっておりますのでその点ご理解いただければ幸いです。
2ヶ月~3ヶ月を目途に作業しておりますが、さらにお待ちいただくこともございます。
ご迷惑おかけしまして申し訳ありません。


ヌメ革ブリーフケースの修理と染み抜きです。

かなり年季の入ったお品物です。

お手入れが良いのかかなり「イイカンジ」にあめ色になったクールなお品物ですね。

ただ、かなり痛んできている部分も多くご依頼されました。

まず、エンブレム横に大きなシミがあります。彼を染み抜き+インキング補正で目立たなく加工します。

ただ、使い古した感じがこのお品物の持ち味だと思いますので、なるべく処理範囲を少なく、また、違和感が出来にくいよう作業させていただきました。

お客様とお話させていただいたさいに、「出来れば完璧に治したいけど、予算的な物もあるので…」との事でいたので。

予算内で出来る範囲をご提案させていただきました。

 

次に、底鋲の修理です。

底面を剥がすと底鋲の足が見えます。(画像でわかるかな?)

バッグの中で足(針金)を広げて固定するタイプの底鋲でしたが1本折れていたり、かなり曲がっていたりでまっすぐ立たない状態でしたので4個交換しました。

まったく同じものはありませんので一般的なものを色目を合わせてつけています。

底の接着もかなり劣化しておりましたので可能な範囲取り除きキレイに張り直りました。

 

最後に持ち手の革交換です。

本来であれば持ち手ごと交換した方が良いのですが、染み抜きでご予算的に厳しいとの事でしたので、巻き革のみ交換いたしました。

まず心材は無残にもボロボロでしたので豚ヌメを使いました、紙のものに比べるとかなり物持も持ち具合も良くなると思います。

この手のヌメ系を修理する時は、使用する革はにいつも悩みます。

今の色に合わせて染め革を使えば、使用で色目の差異が広がる可能性は大きいですし、かといって新品のヌメは白すぎて目立ちます。

最近はヌメ革で加工して、なるべく違和感が出にくい形にして修理しています。

色々調整しつつ最後にカゼインつけて磨くとツヤも良くなりそれなりになります。

豚革と合わせて手縫いで縫いこんで完成です。

 

何かと手間はかかってしまいましたが、キレイに直せました。

ヌメ革ブリーフケースの修理と染み抜きは、バッグ・レザー(皮革)の修復工房 革作Reにお任せ下さい