CHANEL シャネル バッグ 合成皮革内袋直しです。
合成皮革で作られているバッグの内袋は、時間が立ってくると経時劣化をおこします。
お品物はまだ軽度ですが、すでにベタつきが始まっています。
また、底や横は表面が剥がれてきていますね。
こういったお品物はいずれ使えなくなってしまいます。
まだこの程度なら劣化を遅らせる加工をすることは可能ですが、長い目で見ますとやはりいずれはおきる現象ですので早い段階で作りなおした方が良いかと思います。
今回はなるべくご予算をかけずにとの事でしたので、中のポケットは作らず、内袋の止め方もきっちり縫い止めるのでは無く、接着して貼り付ける方法で直しました。
今回は、内袋だけでなく、中かぶせの内側部分も合皮でしたのでそちらは革で縫いこんで直しました。
まずは内袋と中かぶせを外しまして、中かぶせの内側を革で作りまして縫い止めます。
続いて内袋を綿布で作りましてバッグの内縁に接着します。
縁を接着で止めて、内袋を中に落としこみします。
止めが接着ですから縫い止めるよりは強度が劣るのですが、なるべく取れないよう、接着剤は適切な物を使っておりますので簡単にとれるような事は無いかと思います。
また、この手の内袋が張り込まれた物を、すべて貼り合わせて縫いこんで直すにはバッグをほとんど分解して修理しなければならないケースの場合、バッグを一から作るより大変な作業になることもありますのでご予算もかなり高額になってしまうケースも出てきます。
部分的に処方を変え、分解箇所を抑える事でご予算を大きく抑える事が出来ますので、ご予算に問題がある方は、事前にご相談いただければ幸いです。
内袋縁接着直し 5000円+税~
かぶせ革張替え 4000円+税~
シャネルバッグのお直し、修理、お任せください。