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グッチバッグの内袋交換修理とカビ取りです。
少し前のバッグに多いのが、内袋の劣化でしょうか。どんなお品物であっても経時劣化や使用感によるダメージは起こります。
皮であっても表面の剥がれやスレは出来ますし、生地であってもスレやケバは出来るでしょう。ですが、劣化が顕著なのは合成皮革ではないでしょうか。
今回の製品の様に、ボロボロの表面から剥がれてきたり、ベタついて軟化したりして使用にたえない状態になります。
これは、合成皮革をつくる、ポリウレタンコーティングが空気中の水分などと反応して加水分解をおこすためになる現象です。
全く使っていなくても経時劣化はおこりますので、大切に保管していても劣化します。
一時期に比べると使われるケースは減っていたように思いますが、当工房では未だによくある修理のアイテムですね。
さて、今回のお品物の場合、内袋を黒い生地でリメイクいたしました。
チャックやメーカータグは残して再利用しています。
また、カビが全体の発生していましたので、全体的なカビ取りをしまして、抗菌加工もいたしました。
バンブーの持ち手部分もかなりカビが生えていましたので漬け込みで抗菌処理をしています。
表面の皮革も部分的な剥がれている部分なども補修いたしまして完成です。
これでまた使えますね!。
グッチの内袋交換修理、カビ取りクレンジングはお任せください!。
20000円+税~