バッグ・レザー(皮革)の修復工房 革作Re のサイトをご覧いただきありがとうございます。
当工房職人の川畑です。
突然ですが、実は私は東京は港区で古くから営業している「東洋ランドリー株式会社」と言う老舗クリーニング屋の4代目でした。(正確には兄が社長ですので4代目モドキです)
そんな私がなぜこのような皮革メンテナンス業を行っているかと言いますと…
通常、一般のクリーニング屋さんは革のメンテナンスを自社では行っていません、クリーニング屋さん専門の皮革専門の業者がありましてそちらに外注してクリーニングを行っています。実は私の実家もそうでした。
しかし依頼した革製品はあまりキレイにならないことが多く、私自身も「特殊なお品物はデリケートだからこんなものなのか?」と思っていました。
ですが、あまりきれいになっていないお品物をお返ししてお金を頂くのは職人として何処か納得できなかったのです。
専門業者に任せておけないと革の修復を学びはじめました、元々皮革製品はとても好きで中学生で「ハーレーの革ジャン」を着ているような革キチでしたので、まずは自分の「革」をきれいにする事からはじめました。
はじめは失敗もありましたが自分の大切な物を長く使うにはどうしたら良いのか?日々格闘しました。
当時販売されていた市販のクリーナーやクリームを色々試したり、実家が出していた皮革専門の業者さんに見学に行ったりもしました。
ネットで知り合った「革の達人」の所へ何度も勉強に行ったり、同業の方が革の自社処理をしていると聞けば無理に頼んで教えてもらったり。
色々な革のハギレを買って来ては色々な方法でテストをしたり、バックの製造工場や皮革製造のタンナーさんなども無理を言って見学させてもらったりしました。
そんな勉強をしているうちに、素材の限界や特性も徐々に理解し、どうしたら良いのか自分なりに解るようになりました。
お客様のお品物を預かり綺麗にしてお返しする、言うほど簡単ではありませんが日々お品物と格闘しているうちに色々な方に感謝され、また友人・知人を紹介してくれるようになり口コミでお客様も増えてきております。
現在では日本でも数少ない革の修復をする職人になれたのではと自負しております。
お預かりしたお品物は、当初研究をはじめた頃のように「自分の大切な物を扱うように出来る限りの事をする」を心がけております。
大切なあなたの皮革製品、私にお任せください!。